こんにちは、VORONOIスタッフです。

5月の誕生石には、新緑の季節にぴったりな緑色が美しいエメラルドと翡翠があります。
本日は、「エメラルド」について詳しくご紹介をしたいと思います。



『名前の由来』

エメラルドの語源は「緑色の石」を意味するサンスクリット語の「スマラカタ」、ギリシャ語の「smaragdosスマラグドス」です。発音が次第に変化して現在の「emerald」になったと言われています。
和名は、翠玉(すいぎょく)、または緑玉(りょくぎょく)です。

『石言葉』
エメラルドの宝石言葉には「幸運」「幸福」「夫婦愛」「希望」などがあります。
美しい緑色のエメラルドは、見つめていると草木が茂る森の中で深呼吸しているような気持ちになります。
視力が回復するなど、目に関する言い伝えや、心身のバランスを整え癒しを与える効果もあるとされる宝石なのも納得です。穏やかで幸せな石言葉が並び、愛を深めたいご夫婦や恋愛成就のお守りとしても人気があります。


『エメラルドとは』

エメラルドは、ダイヤモンド、ルビー、サファイアと並び、世界四大宝石のひとつとしてとても有名な宝石です。
透明度が高く濃い緑のエメラルドは、価値が高く貴重です。猫の目のようなキャッツアイ効果を有するエメラルドなどは、非常に希少価値が高くなります。
エメラルドは、ベリルという鉱物のグループに属し、その美しい緑色はバナジウムやクロム、鉄分といった内包物によって発色されたものです。ブルーの発色を持つものはアクアマリンと呼ばれ、4月の誕生石に加わったピンク色が愛らしいモルガナイトもベリルの仲間です。


エメラルドは、クラックやインクルージョンが非常に入りやすい石でもあります。
その為「エメラルドと人間に傷の無いものはない」という言葉もあるほどです。逆に言うと内包物こそエメラルドの最大の個性とも言え、透明で傷もないエメラルドは、価格によっては人工石の可能性もあるということなのです。
天然の証とも言える内部の傷や内包物があることに加え、特定の方向からの衝撃に弱い性質があるエメラルドは、「エメラルドカット」と呼ばれる独特なカットが施されることが多いのですが、四角く角も落とすことで衝撃によって割れるのを防ぐ意味もあるそうです。美しさを引き立てる為だけでなくエメラルドならではの理由も隠されていたんですね。



色んな国で産出されているエメラルドですが、コロンビアが世界シェア60%を超える最大の産出国となります。他にもザンビア、ブラジル、ジンバブエ、マダガスカル、パキスタンなどで産出されています。

採掘される地域によっても色合いが異なり、深みのある緑色から青味を含んだ緑色まで様々です。
「エメラルドグリーン」と呼ばれるように美しい緑を象徴するエメラルド…、古代エジプト、インカ帝国、アステカ帝国などで古代権力者たちをその鮮やかなグリーンの輝きで魅了し虜にしてきました。
特に絶世の美女クレオパトラが愛してやまない宝石として有名です。クレオパトラは、自分の名前がついた鉱山をもっていたほどなんですよ。


日本では結婚55周年をエメラルド婚式と呼んでいます。
その由来は、深く静かで尊い夫婦生活をエメラルドになぞらえたのだそう。
半世紀を超える長い時間を共に歩み、様々なことを乗り越えたそんなご夫妻の記念として、エメラルドのジュエリーを夫婦で贈り合うのも素敵ですね。お子様からエメラルド婚という節目を迎えるご両親へ感謝の気持ちを込めてエメラルドをプレゼントしてみてはいかがでしょうか。


【エメラルド×モアサナイトフルエタニティリング】

眩いモアサナイトの中にエメラルドを1石配置したワンランク上のエタニティリング。
エメラルドグリーンの色彩がアクセントになり凛とした美しさの中にも女らしさが漂う贅沢なリングです。日常に華やかさを添え特別なシーンでも手元を印象的に見せてくれます。
「永遠の愛」を意味するエタニティリングは、結婚式の指輪や記念日の贈り物として非常に人気があります。煌びやかな印象ですが形がシンプルなので、1本で使うのはもちろん、他の指輪との重ね付けを楽しむのもおすすめです。





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