こんにちは、VORONOIスタッフです。

3月の誕生石には珊瑚やブラッドストーンなどもありますが、アクアマリンを最初に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
本日は、3月の誕生石「アクアマリン」についてご紹介をしたいと思います。


『名前の由来』
アクアマリンという名前は、ラテン語の「海」と「水」が語源です。海を連想させる石ということで、アクアマリンと名付けられました。和名では「藍玉・水宝玉」と呼ばれています。
美しい海を彷彿とさせる色彩から海のパワーを宿した石と信じられ、古来ヨーロッパでは船乗りたちのお守りとされ古くから愛されてきました。また、海に投げ入れると、瞬時に溶けてしまうと信じられてきたそうです。
その透明感のある優しいアクアブルーが印象的なアクアマリンならではの逸話ですね。


『石言葉』
アクアマリンの宝石言葉には「勇敢」「沈着」「聡明」「冷静」「幸福に満ちる」などがあります。
穏やかな心と癒しを与え、ありのままの自分を表現し円滑なコミュニケーションを図ることができるといわれています。
また「幸せな結婚」の象徴ともされる人気の高い宝石です。


『アクアマリンとは』

アクアマリンは、鉱物学的に「ベリル(緑柱石)」という鉱物に分類されます。
同じ鉱物でも含まれる成分によってさまざまな色が生まれ異なる名称で呼ばれています。緑色に発色したものがエメラルド、ブルーの発色を持つものがアクアマリンと呼ばれます。4月の誕生石に加わったピンク色が愛らしいモルガナイトもベリルの仲間です。
鉱物学的にみるとアクアマリンとエメラルドやモルガナイトは同じ鉱物なんですね。

アクアマリンの最大の魅力は、やはりその透明感と輝きにあります。
ろうそくなどの灯りで輝きが際立つことからヨーロッパの貴族達は夜会でアクアマリンを身につけていたそうです。
他の宝石に比べアクアマリンに関しては透明感のある色合いと輝きに価値が見いだされてきました。
美しい海を閉じ込め、そのまま宝石にしたような瑞々しい輝きがアクアマリンの魅力となっています。


そんなアクアマリンですが、世界中のさまざまな地域で産出されています。
なかでも特に有名なのがブラジルで採れるサンタマリアアクアマリンです。
サンタマリア鉱山で採掘されていたアクアマリンは、深みの美しいマリンブルーをしており、世界最高品質と評されています。
現在は閉山してしまいましたが、近年は他の鉱山でも同等の高い品質を持ったアクアマリンが採掘され、一般的に「サンタマリア」や「サンタマリア・アフリカーナ」と呼ばれています。


海の宝石、天使の石、人魚石、夜の女王など、魅力的な異名が並ぶアクアマリン。
「船乗りに恋をした人魚が流した涙が宝石となって打ち上げられ、それを船乗りがお守りにした」といった何ともロマンチックな言い伝えが有名です。結婚や出産のお祝いにアクアマリンを贈られると、幸せになれるという素敵な伝承を信じ私も妹の結婚が決まった時にアクアマリンのネックレスをプレゼントしました。恋愛成就や家庭円満などのお守りや贈り物としてもとてもおすすめな宝石です。


すべての生命の起源が海にあるように、海という名前を持ったアクアマリンは、優しく大きなエネルギーを纏っているように感じますね。





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